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活動ブログ
「青欒(せいらん)」

高校生俳句鍛錬会

高校生俳句鍛錬会

本会の趣旨

俳句を愛し、深く学ばんとする学徒の情熱が本会の駆動因である。
四季の機微を捉え、自由闊達に語り、俳句の詩型を通して、日本語の可能性に遊ぶ。
先人の俳句表現の業績と、それに不可分な人生の起伏に思いを致し、詩型開拓の歴史を学び、季語を中心とした言葉の守備範囲の最前線を理解し、俳句の詩型を信じて、その辺境に広がる荒野へ拓き入ることを志すものとする。

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発足の経緯

全国にさきがけて始まった練習試合

10年以上前から俳句教育の充実を目的として、松山東高校が俳句甲子園に参加する愛媛県下の高校に呼びかけて練習試合を開催してきた。近年では、参加校が約10校15チーム、地元俳人が審査員として約10名、愛媛大学俳句研究会サークルがボランティアスタッフとして約10名参加し、合計100名前後となる大規模な会を年4回(4・10・2・3月)開催している。平成27年度からは、愛媛県高等学校文化連盟文芸部門の公式行事に昇格し、全国にさきがけて、俳句の練習試合の文化を発信してきた。

俳人の魂を宿した高校生

近年の俳句甲子園の発展に伴い、松山市内、愛媛県内には、部活動の範疇では飽き足らず、大人を凌ぐ情熱を持って、高校の垣根を越えて、より活発に、より自由に、俳句について侃々諤々と研鑽することを望む学生が生まれ、知的好奇心を燻ぶらせていた。

山頂へ押し出すベースキャンプ

熱心な学生と高みを目指す勉強会を開催する機が熟したこともあり、俳都松山の俳句教育文化の発展に寄与し、全国に劣らずに、俳句表現者を育てることを目的とする場を新設することとなった。
一つに、誰かの胸を打つ一句の創作。
一つに、俳人として屹立する個性の獲得。
一つに、次々代を育成する百年の志。
眼界には幾つもの山頂が続いているが、山頂へ繋がる急坂に欣然と立ち向かう心意気を温め、機運を呼び、力強く押し出すことのできるベースキャンプの役割を果たすことを、本会の目標とする。

参加者

  • 高校生 現在は、松山東高校、松山西中等教育学校、愛光高校。その他、熱意のある希望者歓迎。
  • コーディネーター 松山東高校 文芸・俳句部顧問 森川大和

活動内容

  • 兼題句会
  • 季語研究(句会の兼題の本意の勉強、例句研究、例句句会)
  • ディベート練習(句会の作品を使用、推敲のヒントを得る)
  • その他、熱意のある提案、要望歓迎。